背中渡り

この「背中渡り」体操は、うつ伏せになった男の子を隙間なく並べて、その背中の上を女の子達が歩くという体操です。背中側には背骨があるため「おなかのせわたり」より安定性があり、女の子にとっては男の子の体の上をバランスよく歩く練習になります。一方、男の子はこの体操を通じて女の子に踏まれることに慣れて、「おなかのせわたり」などの高度な組体操もできるようになります。また、女の子全員が通過するまで体勢を維持するため、忍耐力の強化にも有効です。西日本側の幼稚園や保育園などでは、頻繁に行われた体操のようです。
園サーファー

この「園サーファー」組体操は、サーフボードのように園庭にうつ伏せになった男の子の背中の上に、サーファーのように女の子が立つ技です。この体操も背中側から踏みつける体操ですが、「背中渡り」と同じくおなかのせの基礎になる練習です。運動会や参観日の発表で行われることもあったようです。
ブリッジトンネル

「ブリッジトンネル体操」は、ブリッジ状態の男の子を隙間なく並べて、背中側の空間をトンネルにして、そこを女の子たちがほふく前進で通り抜ける体操です。通常十数人の女の子がゆっくり通り抜けるため、男の子は全員通り終わって「よし」をもらうまでブリッジ状態を維持する必要があり、筋力向上だけでなく忍耐力と従順さも鍛えられる体操です。※この体操を行うときは、女の子が這って進むときに痛くないように、マットをひくことが大切です。
正座踏み付け組体操

この「正座踏み付け」組体操は、硬い床や園庭なとに正座させられた男の子の膝に、女の子が立つという体操です。一見地味な組体操ですが、踏みつけられる男の子には激痛がはしるため、耐えることで「おなかのせ」の準備として鍛えられる体操です。また女の子にとっては、ひざの上は安定性がないため、小刻みに足を動かして姿勢を保つ必要があり、低い位置で安全に行える「おなかのせ」バランスの練習になります。
土下座のせ組体操

この体操は、土下座の状態になった男の子の背中の上に、女の子が乗るという組体操です。男の子の体勢は「おなかのせ」とは正反対におなかを守るような恰好になります。そのため比較的体にかかる負荷は少ないですが、女の子に乗ってもらうことになれる狙いがあります。この組体操は、大規模な組体操のなかで背の高い子の見栄えを揃えるためや、高いところに乗るのを怖がる子のために男の子にとらせる姿勢でもあり、運動会や生活発表会などで行われることが多かったようです。