エプロン男子教育

エプロン男子

「エプロン男子」

※「エプロン男子」教育では、それまでの家庭科の授業のように普通に男子も料理を学びましょうという平凡な視点ではなく、「男子に」エプロンをつけさせること自体に狙いがある教育です。「エプロン」はスカートに比べてジェンダー的要素が比較的低いため「スカート男子」授業からサブカル的要素のなくなったマイルド版という位置づけになります。これは、ちょうど一部企業の新人研修で、男性新人社員にお茶くみ係、女性新人社員にお客さん役をやらせるなどの配慮が始まった時期と重なります。

会社での日常には、ジェンダー的問題の微妙な瞬間がたまにあります。例えば、休暇で旅行から帰ってきた年配男性社員がいわゆる「女の子」に「みんなにお土産だから」と饅頭セットとかを渡して、みんなにお土産を配っておけと渡すことは今でもよくあるシーンです。この手の年配社員は、例えば会社の「古~い自社開発システム」の唯一の専門家だとかの理由でのさばっていて、会社内で男尊女卑のなくならない主な原因にもなっているのですが、こういう場合、頼まれた女性社員は忙しくても嫌な顔もできず、「●●さんからのお土産です」って部署内に配ってまわり、もらった側は「●●さん、ありがとうございます!」ってなるのが通常です。そして、お土産を配りにきた女性社員に、配ってくれたことのお礼を言うのは一部の人だけです。

その他にも、メロンとか桃とかお皿が必要な食品とか、微妙な贈り物が会社に届いたときも、まず腰を上げるのは女性社員で、切り分けたり皮をむいたり、小分けに紙皿に盛り付けたりして配る形になってしまいます。あと、この場合、「いらない」と言えずにもらってしまった方は「食べないでバッグにしまって持って帰る」という選択肢はなくなるので、食べたくなくても「おいしい」って食べる必要があります。

「エプロン男子」教育をうけた世代が社会で優勢になると、上記のシーンはジェンダー的に全く逆になっていくかもしれません。なお、こういう場合、世代間でのジェンダー的振る舞いの違いが、さらに状況を微妙にし、社内雰囲気の複雑化につながるケースもあると思います。

会社でのお土産や贈り物の気遣いポイント

お土産や贈り物の気遣いポイントは、まず、旅行などでのお土産は自分で箱を開封してどこかに置き、部署内のメールやメモで「皆さんお土産を置いておくので好きにとって食べてください」とするか、または自分で配るかが常識です。次に、贈り物にはメロン・桃など切ったりむいたりする必要がある果物や、お皿に取り分ける必要がある食品は避け、バラバラで包装されているものや、果物でもミカンのように小さくてそのままデスクにおけるものにするべきです。

ちょっとした配慮で、社内環境は公平でスムーズになるものと言えます。