国内と海外の校内性的イジメに見る男女逆転現象・「ジェンダーこころいじり」の功罪
国内と海外の校内性的イジメに見る男女逆転現象
国内において発生する校内での性的イジメは、男子が男子をイジメるのが特徴で、ズボンと下着を脱がして恥ずかしい動画や写真をネットに拡散したり・修学旅行で寝ている男子のパジャマとパンツをずり下げてスマホで撮ってSNSで晒すなどの形態です。実験教育の実施世代では、いじめの内容も暴力型・金銭要求型から、残酷な性的サブカル型に変わり、深く心を傷つけられた男子生徒が自殺してしまう事件も過去には発生しています。一方で、海外での校内性的イジメは、ほとんどが女子が女子をイジメる形態のもので、殴る蹴る罵倒する➡衣服を剥ぎとり➡髪の毛をむしったり痛めつけて、リアクションをみんなで笑ってネットに晒す残忍なものです。
ここで「海外での」とは、主に他のアジア圏や東欧圏からのネット流出の事案が主流ですが、それ以外では、C大国を中心に、夫の不倫相手に奥さんが怒って掴みかかり、殴る蹴るした後に、乱暴に公衆の場で衣服を剥ぎとって素っ裸にし、別の女友達がスマホで撮影してネットで拡散するケースも多くみられます。共通して言えるのは、そのような国々では女性は劣後する「選ばれる性」であり、弱者である女性同士でイジメ合い、男性に選ばれるようにアピールするという序列関係が明確な点です。
男女の序列と弱いモノイジメの関係・男子逆差別の末路「選ばれる性」の逆転
一方、海外と比較すると、男子生徒同士が陰湿な弱いモノイジメをして女子に見せるというこの国に特徴的な男女逆転現象は、メディアと教育がコラボして継続的に「ジェンダーこころいじり」を行い、男子を「選ばれる性」に逆転させたことが原因といえます。そして1997年以降の数々の「実験的新しい教育」をつかさどった教育者たちは、元はといえば、当時のレガシーメディアの「優位に立つ男性・それに虐げられる女性」という夢精的こころいじりに啓蒙された世代であり、直接間接に「ジェンダーこころいじり」に寄与したメディアの影響は大きいと考えざるを得ません。ちなみに、昭和の時代にはこの国でも典型的な「いじめられっ子」は、クラスの女子生徒でした。また「ズボン脱がし」は文字通りズボンをおろす悪戯で、女子の前で下着も全部脱がして、それを撮影して世界に配信するというサブカル的エキセントリックさは、現代教育特有のものです。(そもそも、パソコン・スマホ・インターネット・携帯電話・・・どれもなかったので、正確な比較は不可能ですが。)
なお、誤解のないように功罪の「功」の面にも触れれば、上記イラスト右のようなイジメがけっして良いわけではないので、「ジェンダーこころいじり」のおかげで女子は守られており、その点は良い面と言えるでしょう。そして、その分は同世代の男子が割を食ったとも言え、ネットで「男女平等」が実現されているという悲しい現実があります。(イラスト左 + 右=男女平等)
ネットイジメの事例
陰湿な「ユビキタスイジメ」の図
男女逆転世代の男子に安らぎの場なし>>教育者もロクデモナイ件
「選ばれる性」の仕組みと逆転現象の弊害
「選ばれる性」の逆転とは具体的にはどういう現象でしょうか。公園などで鳩の求愛シーンを観察すると、➊オスは必死にメスを追いかけ、❷メスは逃げながらも完全には拒否せずオスの本気度を試しながら、❸気が合うとキスをしてオスが吐き出したゲロ餌をもらい、❹合意の上で性交渉に移行する、❺その後オスは別のメスにアプローチするという過程を経ます。これは人間の恋愛・結婚・出産に至る過程と全く同じです。ここで、メスは「選ばれる性」であり、オスに追っかけてもらい逃げ回らなければ子孫を残すことができません。この出生に至る基本システムの中で、男性を「選ばれる性」に逆転させてしまえば、女性は求愛される機会がなくなり逃げ回ることもできず、一方、男性側も妄想的シチュエーションで女性から求愛を受けることは現実世界では全然発生しないため、カップリングができなくなり、婚姻や出生という原始的現象は減少していくことになります。これこそが、婚姻率や出生率低迷の唯一の原因であり、女性の権利も保育園の数も担当大臣の法律改正案も全く関係ありません。産まれるところでは、飢餓に苦しむ砂漠でも、ゴミだらけのスラムでも、砲弾の飛び交う街中でも、ボコボコ赤ちゃんは生まれています。
「ネットでは~」「SNSでは~」系ジェンダーネタは、メディアの妄想フェイク記事
最近のメディアが流す「選ばれる性」の逆転を目的としたジェンダーネタは、「ネットでは~」や「SNSでは~」という新たなフロンティアに拡大されていっていますが、ほぼすべての報道に共通するのは、元になる事実が当該ネタ報道前のネットやSNS検索結果には見つからない「フェイク」であるということです。「放送できないリアルなネットでは~」、上のイラストのような凄惨な流出動画やグロすぎて表現不可能なコンテンツが次から次へと流れており、マスメディアの妄想記事の方が逆にインパクトに欠くきらいがあるぐらいです。
ここで一句:「真実は妄想よりグロし」
この現実から判明するのは、以前ネット台頭前にレガシーメディアが流していたジェンダー関連の報道内容も、当時は検証できなかっただけで、ほとんどは作り話であった可能性は高いということです。ただTV番組などの構成上、ジェンダー間の軋轢を煽って、面白くしていただけなのではないでしょうか。
メディアの夢精「ジェンダーこころいじり」に踊らされ滅びゆく「ニホン」
ジェンダーネタの歴史を振り返ると、敗戦国ニホンの戦後ベビーブームの時代「このまま人口が増えたら食糧難や資源枯渇になりたいへんだ」という認識が共通だったようです(この時代背景は、映画「愛のお荷物(日活)」に詳しい)。そのため、啓蒙プロパガンダ用フェイク記事を通じて、婚姻率や出生率を抑制する役割をマスメディアは長年担ってきたわけで、当初はジェンダーに関するこころいじりは国益を重んじる行為だったようです。ただある時期から、ジェンダーネタはただのパロディーと化し、「優位に立つ男性・それに虐げられる女性」というメディアの自慰行為的「夢精」がまことしやかに社会問題化していき(例えば、サンゴ礁に記者が自ら傷をつけて報道し「たいへんだー」と騒ぐのと類似であり、昨今の「ネットでは~」「SNSでは~」報道とも同じことです)、それに311の不安心理に基づく絆ブーム・男子逆差別教育による広範な世代での男性性の超弱体化、性衝動の枯渇による婚姻率及び出生率の著しい低下など、マイナスな要因が重なりました。ある意味では、戦争・大量虐殺より「ジェンダーこころいじり」の方が、多くの人命を産まれてこないという消極的な形で抹殺しており、今日の現実を生んでいます。
このパロディーに隠れた大虐殺は「HIGH TREASON(大逆罪)」に匹敵する大問題であり、社会レベルでの早急な「こころいじり」対策が必要です。ただ、広範な若手男性世代の戦力としての力を抹殺してしまったこの国の国際的状況を、プロスポーツやレーシングチームの熾烈な競争状態に例えれば、常識的に考えれば、もはや再起は不可能で滅びるのを待つだけというのが現実です。「耐え忍び」国家再興を願ったが、一億総白痴どころか構成人民がいなくなってしまうという・・・敵は内側にいたという何とも皮肉な話です。
「男と女」はやるかやられるか・弱者「男」が「男女平等いいね」している場合ではない
敵に塩を送ることを美談とする風潮においては、完全に弱者に落ちた「男性」が「男女平等推進いいね」のエールを送る痛ましい現実があります。上のイラストにあるように、「男と女」はパワーバランスの上に成り立っており、絆ブームで手に手を取り合って仲良く共生など儚い夢精です。公衆便所の糞尿まみれの便器を素手素足で掃除して「気持ちよかった~」という習慣で、男子たちが人生についてまでも認知的不協和をやっていたら生き残ることすら困難になります。
警視庁の発表(2020/10)では、コロナ禍の厳しい状況により女性の自殺率が急増していると問題視されていますが、それでも男性の自殺の方が恒常的に女性より約2倍発生しています。この数字からも男性が劣後する「性」であることが明白です。仮に男女平等社会ならジェンダー間で発生数はほぼ同数のはずですし、マスメディアの「夢精」通りに男性が優越する性なら、虐げられている女性の方が多いはずです。なお、このコロナ禍の自殺問題でも「女性は気の毒で男性は仕方がない」という風潮ですので、「男」にとってはこんな社会は少なくとも慮る価値などないのです。特に男女平等運動は、海外のように男性が優位な社会で騒がれるべきものであり、既に「男」が弱者のこの国で、それでもなお「欧米では~」「ドイツでは~」と、意識高い系「素手素足で男女平等応援」やってる男子は、自分の置かれた状況を自覚する必要があります。